奥多摩に行ってきた。

いつもなら底が見え澄んだ青色をした川が茶一色に染まっていた。
土はえぐられ岩は転がり見慣れた風景が一変。

川幅も水量も増して轟々と激しく幾重にも形を変えていく様は波のようだった。

この時期は魚たちの産卵シーズンで、一ヶ月ほど前に釣りをした時は鮮かな婚姻色を纏い、やはり川の魚はきれいだなあなんて思っていたけれど、果たして来年も同じ光景を見られるだろうか。

貯水量いっぱいに雨水を湛えた小河内ダム。
濁りはまだまだ続きそうだ。